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歯医者のホワイトニングは何が違う?歯科医院が担う5つの役割から解説

歯の色が気になってきたけれど、歯医者に行くほどのことなのか判断がつかない。しばらく通っていないと、なおさら足が向きにくいものです。

歯科医院で受けるホワイトニングと、それ以外の方法との違いは「使える薬剤」だとよく説明されます。それは事実ですが、話の一部でしかありません。歯科医院が実際に引き受けているのは5つの仕事で、施術はそのうちの一部です。この5つを知っておくと、歯医者に行くと何が起きるのか、そしてどのくらい通うことになるのかが具体的に見えてきます。

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目次

歯の漂白は医療行為にあたる

歯そのものの色を薄くする処置には、過酸化水素や過酸化尿素という薬剤を使います。これらを用いた歯の漂白は医療行為にあたり、扱えるのは歯科医師と、歯科医師の指示のもとで診療を補助する歯科衛生士です。

そのため、歯科医院以外の事業者がこの薬剤を用いた漂白を行うことはできません。歯科医院以外の場所で受けられるケアは、歯の表面に付いた着色を落とすことを目的とした別の役割を担っています。どちらが優れているという話ではなく、扱えるものと担当する範囲が違う、という整理になります。

求めている変化が「表面の汚れを落とすこと」なのか「歯そのものの色を薄くすること」なのかで、向かうべき場所が変わるということです。

歯科医院が担っている5つのこと

では、歯科医院では何が行われているのか。薬剤を渡すことだけではありません。

①黄ばみの原因を切り分ける

歯が黄色く見える理由はひとつではありません。飲食物による表面の着色、歯の内部に取り込まれた色素、象牙質そのものの色、そして人工物の色。原因によって、薬剤で変化するかどうかが分かれます。

ここを最初に切り分けるのが診察の役目です。原因が表面の着色にとどまるなら、クリーニングで解決することがあります。 その場合、ホワイトニングの費用はかかりません。歯周病の治療の一環として行うクリーニングであれば、保険が適用される場合もあります。

②むし歯・歯周病がないかを確認する

むし歯があると、薬剤が内部に入り込んで強くしみることがあります。歯ぐきに炎症があれば、薬剤の刺激で症状が強く出ることも考えられます。どちらも先に治療を済ませてから始める形になります。

自分では気づいていないことも多い部分で、口の中を見てもらって初めて分かります。

③人工物の位置を把握して順番を決める

詰め物・被せ物・差し歯・インプラントといった人工物は、薬剤では色が変わりません。前歯に人工物があると、周りの歯だけが明るくなって差が出ることがあります。

やり直しを考えているなら、先にホワイトニング、あとで明るくなった歯に合わせて色を決めるという順番になります。この設計を先にしておかないと、あとから作り直すことになりかねません。

④薬剤と、濃度・時間・間隔を設計する

薬剤には濃度の違いがあり、濃度が高いものほど1回に使う時間は短く設定されます。歯に触れる薬剤の総量がそろうように、濃度と時間はセットで組まれています。

ここに、しみやすさや歯の状態、目標とする明るさ、いつまでにという期限が加わって、その人に合う組み合わせが決まります。市販品との違いは薬剤の中身だけでなく、この設計が付いているかどうかにもあります。

⑤経過を見て調整する

始めてから「思ったよりしみる」「変化が感じられない」ということは起こります。そのときに濃度を下げる、1回の時間を短くする、間隔をあける、知覚過敏を抑える薬剤を足す——といった調整ができるのは、診察を受けて進めているからです。

途中で立て直せることは、結果そのものと同じくらい実際的な価値があります。


この5つのうち、①②③は施術の前に終えておく作業です。歯医者に行く意味は薬剤を手に入れることだけではなく、この前提を固めることにもあります。

歯科医院で受ける=その場で施術、とは限らない

「歯医者のホワイトニング」と聞くと、椅子に座って光を当ててもらう場面を思い浮かべる方が多いかもしれません。実際には、歯科医院で受けられる形は複数あります。

医院で薬剤を塗って光を当てる方式はオフィスホワイトニングとは?1回の効果・必要な回数・持続期間をわかりやすく解説で解説しているとおり、短時間で変化が出る反面、複数回の通院が要ります。

一方で、診察と処方を受けたうえで自宅で行う方式もあります。こちらはホームホワイトニングとは?仕組み・効果・費用と「白くなる歯/ならない歯」の見分け方にまとめました。歯科医院にかかっている点は同じで、施術の場所が自宅になるだけです。

両方を組み合わせるデュアルホワイトニングという進め方もあります。どれも歯科医院で受けるホワイトニングに含まれます。

自由診療についての注記

ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。治療内容は薬剤による歯の漂白で、費用は歯科医院や方法によって異なります。主なリスク・副作用として、施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります。無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療のむし歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります。効果の感じ方や必要な回数には個人差があります。

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初回に行われることと、当日の流れ

初めて相談に行った日は、おおむね次のように進みます。

まず問診で、気になっていることと、いつまでにどのくらい明るくしたいかを伝えます。次に口の中を見てもらい、むし歯や歯周病の有無、人工物の位置、着色の付き方を確認します。あわせてシェードガイドという色見本で、今の歯の色を記録します。この記録が、あとで変化を測る基準になります。

ここまでで、先ほどの①②③が終わります。そのうえで方式の相談に入り、医院で施術する形を選べばその日のうちに進むことがあり、自宅で行う形を選べば歯型を採る流れになります。

初回で施術まで進むとは限りません。 着色が厚く付いていればクリーニングを先に行いますし、むし歯があれば治療が優先されます。遠回りに見えて、この順番の方が結果は安定します。

通院の回数はどのくらいか

歯医者と聞いて身構える理由の多くは、通院の回数にあります。方式によってかなり違います。

医院で施術する方式は、1〜2週間おきに3〜5回。期間にすると1ヶ月から3ヶ月ほど、定期的に予定を空けることになります。

自宅で行う方式は、歯型を採るために来院するのが基本で、そのあとは自宅で進めます。すでに自分の歯型に合ったマウスピースを持っている場合は、来院せずに始められることもあります。

さらに、診察をオンラインで行っている歯科医院であれば、来院そのものが不要になる場合があります。先ほどの5つの役割のうち、①②③④は口の中の写真と問診で確認できる範囲が広く、⑤の調整も遠隔で対応できるためです。「歯科医院にかかること」と「毎回通うこと」は、同じではありません。

費用はどのくらいか

歯科医院で受けるホワイトニングは自由診療で、全額が自己負担になります。相場は医院で施術する方式が1回15,000円から50,000円程度、自宅で行う方式が一式20,000円から50,000円程度、両方を組み合わせる方式が50,000円から100,000円程度です。

ただし方式ごとに料金の単位が違うため、この数字を横に並べても比較にはなりません。総額の考え方はホワイトニングの値段はいくら?種類別の相場と「総額」で考える方法に整理しています。

歯科医院に行く前に決めておかなくていいこと

相談に行く前に方式を決めておく必要はありません。先ほどの①②③の結果によって向き不向きが変わるため、先に決め打ちすると、かえって選び直すことになります。

伝えておくとよいのは3つだけです。いつまでに明るくしたいか。どのくらい明るくしたいか。通院にどれだけ時間を割けるか。 この3つと、口の中の状態を突き合わせれば、向く方式は絞れます。方式ごとの向き不向きはホワイトニングはどれがおすすめ?期限と目標から選ぶ方法を解説にまとめました。

その場で決めきれなくても構いません。原因と選択肢が分かった時点でいったん持ち帰り、費用と予定を照らしてから決めるという進め方もできます。

自由診療についての注記

ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。治療内容は薬剤による歯の漂白で、費用は歯科医院や方法によって異なります。主なリスク・副作用として、施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります。無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療のむし歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります。効果の感じ方や必要な回数には個人差があります。

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歯医者のホワイトニングに関するよくある質問

しばらく歯医者に行っていません。まず何をされますか?

口の中の状態を確認するところからです。むし歯や歯周病の有無、人工物の位置、着色の付き方を見て、黄ばみの原因を切り分けます。この段階でホワイトニングが要らないと分かることもあります。ブランクがあること自体は、進め方の妨げにはなりません。

初回で施術まで進みますか?

方式と口の中の状態によります。医院で施術する方式を選び、先に済ませる治療がなければ、その日のうちに進むことがあります。着色が厚い場合はクリーニングが先になり、むし歯があれば治療が優先されます。自宅で行う方式なら、初回は歯型を採るところまでです。

歯科衛生士が施術することもあるのですか?

あります。歯科医院で行うホワイトニングの施術は、歯科医師の指示のもとで行う診療の補助にあたるため、歯科衛生士が担当することがあります。診断と方針の決定は歯科医師が行います。

福岡で通院を少なく始めるにはどうすればいいですか?

自宅で行う方式を選ぶと、来院は歯型を採る回だけで済むことが多くなります。診察をオンラインで行っている歯科医院であれば、来院せずに始められる場合もあります。相談のときに「通院の回数を抑えたい」と伝えておくと、そこを前提に方式を組んでもらえます。

まとめ|歯科医院が引き受けているのは薬剤だけではない

歯の漂白は医療行為にあたり、薬剤を扱えるのは歯科医師と、その指示のもとで診療を補助する歯科衛生士です。ただし歯科医院が担っているのは薬剤だけではありません。

黄ばみの原因を切り分け、むし歯や歯周病を確認し、人工物との順番を設計し、薬剤と使い方を組み立て、経過を見ながら調整する。この5つがそろって初めて、結果が読める形になります。施術はそのうちの一部です。

そして、歯科医院にかかることと毎回通うことは同じではありません。自宅で行う方式やオンラインでの診察を選べば、通院の負担はかなり変わります。まずは原因を確かめるところから始めてみてください。


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※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。
・治療内容:マウスピースを用いたホームホワイトニング(国内で承認された薬剤を使用)
・標準的な費用:初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)。マウスピースをお持ちの方は初月11,000円(税込)
・主なリスク・副作用:使用中や使用後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療のむし歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・詰め物・被せ物・差し歯などの人工物は薬剤では白くなりません。効果の感じ方や必要な期間には個人差があります


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