歯科医院のページを見ると「1回◯◯円」と書かれています。ところが医院ごとに金額の幅が大きく、その数字が何を指しているのかも読み取れない——費用を調べ始めた方が最初にぶつかるところです。
総額を出すには、施術する本数・必要な回数・料金に含まれるものという3つが揃う必要があります。1回の金額はそのうちのひとつでしかありません。逆にいえば、この3つを確認できれば自分の総額は計算できます。順に見ていきます。
まず相場——1回あたりと総額の目安
1回あたりの相場は15,000円から50,000円程度です。そして目標の明るさに届くまでは3回から5回ほど重ねるのが一般的なので、総額の幅はこうなります。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 1回あたり | 15,000〜50,000円 |
| 目標に届くまでの回数 | 3〜5回(1〜2週間おき) |
| 総額 | 45,000〜250,000円程度 |
総額の下限は1回15,000円を3回受けた場合、上限は1回50,000円を5回受けた場合の計算です。5倍以上の開きがあります。
この幅の広さ自体が、「1回の金額だけでは総額が決まらない」ことを表しています。方式そのものの中身はオフィスホワイトニングとは?1回の効果・必要な回数・持続期間をわかりやすく解説、他の方式との費用の比べ方はホワイトニングの値段はいくら?種類別の相場と「総額」で考える方法にまとめています。
総額を決める3つの軸
軸①何本に施術するか
見落とされやすいのがここです。料金表には、施術する歯の本数に上限が設定されていることがよくあります。
上下の前歯で何本まで、といった形で決まっており、笑ったときに見える範囲がその上限を超えると、超過分が追加になります。口の開き方は人によって違うため、同じ料金表でも人によって支払額が変わることになります。
自分の場合に何本必要かは、口の中を見てもらえば分かります。料金表を比べる前に、この本数を把握しておくと精度が上がります。
軸②何回受けるか
1回で終わることは多くありません。目標とする明るさによって3回から5回、間隔は1〜2週間おきです。
つまり回数の見当がつかないうちは、総額も出せないということです。ここが決まらないまま「1回◯円だから安い」と判断すると、あとで想定と食い違います。何回必要かの目安も、歯の状態と目標を伝えれば診察で示してもらえます。
軸③料金に何が含まれるか
同じ「1回◯円」でも、含まれる範囲は医院によって異なります。確認したいのは次のような項目です。
- 診察料・検査料が別建てかどうか
- 施術前のクリーニングが含まれるかどうか
- しみ止めの処置が含まれるかどうか
- 表面のコーティングが含まれるかどうか
- 再来院時に別途費用が発生するかどうか
これらが含まれる料金と含まれない料金を並べて比べても、比較になりません。
単価の差は何の差なのか
1回あたりの金額に差があるのは、多くの場合、先ほどの3つの軸のどれかが違うためです。
含まれる本数が少なければ、その分だけ金額は下がります。薬剤を作用させる時間が短い設定、光を当てる回数が少ない設定でも、1回あたりは下がります。クリーニングや診察料が別建てになっていれば、表示価格は低く出ます。
これは良し悪しの話ではありません。内容の違いが金額に表れているというだけのことです。1回あたりが低い設定でも、必要な内容が含まれているなら問題ありませんし、高い設定でも自分に不要な項目が含まれているなら合わないことになります。
見るべきなのは金額そのものではなく、その金額で何がどこまで行われるのかです。
追加でかかりやすい費用
表示されている施術費のほかに、次のような費用が発生することがあります。
施術前のクリーニング。 歯の表面に着色が厚く付いていると薬剤が均一に届かないため、先に落としてから始めます。施術費に含まれない場合、10,000円前後が別途かかります。
先に必要な治療。 むし歯や歯周病があると、そのままでは始められません。これらは保険診療にあたるため、施術費とは別の会計になります。
本数の超過分。 前述のとおり、料金表の上限を超える本数に施術する場合の追加です。
しみ止めやコーティング。 希望に応じて追加される処置です。しみやすい自覚がある方は、最初から見積もりに含めておくと総額が読みやすくなります。
費用に関する注記(自由診療について)
ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。治療内容は薬剤による歯の漂白で、費用は歯科医院や方法によって異なります。主なリスク・副作用として、施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります。無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療のむし歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります。効果の感じ方や必要な回数には個人差があります。上記の金額はすべて一般的な相場であり、特定の医院の料金ではありません。
セット料金と単回料金、どちらが合うか
複数回をまとめたセット料金を設けている医院があります。1回ずつ払う形と、どちらが合うのか。
判断の前提になるのは、やはり回数です。セット料金は含まれる回数を使い切れば1回あたりの負担が下がりますが、途中で目標の明るさに届いた場合、残りを使い切らないことも起こります。逆に単回で払っていくと、回数が重なるほど総額は積み上がります。
先に回数の見当をつけるのが順序です。目標の明るさと歯の状態から、何回くらい必要かの目安を聞いたうえでなら、どちらが合うかを比べられます。
維持まで含めた1年分の見積もり
もうひとつ、初期費用とは別に計算しておきたいのが維持の費用です。
オフィスホワイトニングで得た明るさは、3ヶ月から1年程度で戻り始めます。保ちたい場合は3〜6ヶ月に1回程度の見直しが要るため、1年間で1〜4回分の費用がかかる計算になります。
初期費用と年間の維持費は別々に出して、足してみてください。初期費用だけで予算を組むと、2年目以降に想定と合わなくなります。維持の間隔の決め方はホワイトニングの頻度はどのくらい?日数ではなく色で決める考え方で解説しています。
見積もりで確認したい5つのこと
相談に行ったときに聞いておきたいのは、次の5点です。
- 料金には何本まで含まれるか
- 目標に届くまで何回の見込みか
- 診察料・検査料は別建てか
- 施術前のクリーニングは含まれるか
- しみ止めやコーティングなどの追加項目はあるか
この5つが分かれば、その場で総額の見当がつきます。そしてその場で決める必要はありません。 数字を持ち帰って、予算と予定に照らしてから判断できます。回数の目安が分からないまま契約を決めるのは、判断の材料が足りていない状態です。
通院回数が費用と時間の両方に効く
回数は費用だけでなく、時間の負担にも直結します。1〜2週間おきに3回から5回となると、1ヶ月から3ヶ月のあいだ定期的に予定を空けることになります。
通院の負担を抑えたい場合は、自宅で行う方法という選択肢もあります。歯科医院で診察と処方を受けたうえで、自分の歯型に合わせたマウスピースに薬剤を入れて装着する方式です。目標に届くまでの時間はかかりますが、来院は歯型を採る回だけで済むことが多くなります。詳しくはホームホワイトニングとは?仕組み・効果・費用と「白くなる歯/ならない歯」の見分け方をご覧ください。
どちらが合うかは、期限と通院に割ける時間によって変わります。費用だけでなく、この2つも並べて考えると選びやすくなります。
自由診療についての注記
ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。治療内容は薬剤による歯の漂白で、費用は歯科医院や方法によって異なります。主なリスク・副作用として、施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります。無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療のむし歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります。効果の感じ方や必要な回数には個人差があります。
オフィスホワイトニングの費用に関するよくある質問
1回だけ受ける場合はいくらですか?
1回あたりの相場は15,000円から50,000円程度です。ただし料金に含まれる本数や項目が医院によって異なるため、同じ金額でも内容は同じとは限りません。1回だけと決めているなら、その旨を伝えて、どのくらいの変化が見込めるかもあわせて確認しておくと期待とのずれが小さくなります。
安い医院と高い医院では何が違いますか?
多くの場合、含まれる本数、薬剤を作用させる時間、光を当てる回数、そして診察料やクリーニングが含まれるかどうかの違いです。金額の差が内容の差として表れているだけで、どちらが優れているという話ではありません。自分に必要な内容が含まれているかで判断してください。
保険は使えますか?
見た目を整える目的のホワイトニングは自由診療で、保険は適用されません。ただし、歯周病の治療の一環として行うクリーニングであれば保険が適用される場合があります。黄ばみの原因が表面の着色だけであれば、そちらで解決することもあります。
福岡で総額の見当をつけるにはどうすればいいですか?
診察で、何本に施術が必要か、目標に届くまで何回かかりそうかを確認するところからです。この2つが分かれば、料金表と突き合わせて総額が出せます。通院の時間が取りにくい場合は、自宅で行う方法も含めて相談すると選択肢が広がります。
まとめ|総額は「本数×回数×含まれるもの」で決まる
オフィスホワイトニングの1回あたりの相場は15,000円から50,000円程度、目標に届くまで3回から5回なので、総額はおおよそ45,000円から250,000円程度になります。この幅の広さは、1回の金額だけでは総額が決まらないことを示しています。
決めているのは、施術する本数、必要な回数、そして料金に含まれるものの3つです。単価の差も、多くはこの3つのどれかの違いにあたります。
相談のときに、本数・回数・含まれる項目・追加費用を確認すれば、その場で総額の見当がつきます。そのうえで持ち帰って判断して構いません。数字がそろってから決める方が、あとで食い違いません。
福岡博多矯正歯科のホワイトニング
通院の負担を抑えたい方に向けて、オンライン診療と自宅でのケアで進めるホワイトニングをご用意しています。3Dスキャンで採得した歯型からオーダーメイドのマウスピースを作成し、歯科医師の診断のもとでホワイトニングジェルと知覚過敏抑制剤をご自宅にお届けします。
- 診察はオンラインで完結。マウスピースをお持ちの方はご来院いただく必要がありません
- 歯型に合わせたオーダーメイドのマウスピースで、薬剤を歯の隅々まで行き渡らせます
- しみる症状に備えた知覚過敏抑制剤を同梱。経過は24時間LINEでご相談いただけます
※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。
・治療内容:マウスピースを用いたホームホワイトニング(国内で承認された薬剤を使用)
・標準的な費用:初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)。マウスピースをお持ちの方は初月11,000円(税込)
・主なリスク・副作用:使用中や使用後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療のむし歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・詰め物・被せ物・差し歯などの人工物は薬剤では白くなりません。効果の感じ方や必要な期間には個人差があります
