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ホワイトニングの失敗とは?4つの現象に分けて原因と対処を解説

進めている途中で、前歯に白っぽい斑点が浮き出て見える。しみる。詰め物との差が気になる。こうした変化に気づくと、取り返しのつかないことをしてしまったのではないかと不安になります。

ただ、「失敗」と呼ばれている現象を分解すると、そのほとんどは施術によって新しく作られたものではありません。 もともとあった歯の性質が見えやすくなったものか、予測できたはずの差か、時間で落ち着く反応か。まず自分に起きていることがどれなのかを特定するところから始めましょう。

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目次

「失敗」と呼ばれるものは4つに分かれる

現象を整理すると、次のようになります。

現象出どころ時間で落ち着くか
白い斑点・ムラもともとの歯の性質の差が見えやすくなった落ち着くことが多い
人工物との段差人工物は色が変わらない落ち着かない(対応が必要)
しみる薬剤による一時的な反応多くは落ち着く
思ったより白くない到達点は歯の構造で決まる落ち着く話ではない

上の2つは見え方の問題、下の2つは想定の問題という違いもあります。ひとつずつ見ていきます。

①白い斑点・ムラ——新しくできたのではない

進行中に前歯へ白い点や縞模様が現れると、薬剤でムラができたように感じます。ただ、実際に起きていることは違います。

もともとの性質の差が見えやすくなっている

歯のエナメル質は、全体が均一な密度でできているわけではありません。部分的に密度の低いところ、ミネラルが失われているところがあります。

こうした部分は光の通り方が違うため、白く濁って見えます。周囲が明るくなるほど、この差は目立ちます。 つまり斑点が現れたのではなく、もともとあった差が見える状態になったということです。

背景にあるもの

密度の差ができる背景には、いくつかの経路があります。

脱灰。 むし歯の手前の段階で、エナメル質からミネラルが溶け出した状態です。矯正装置をつけていた部位に残ることもあります。

エナメル質の形成の差。 歯がつくられる時期の状態によって、部分的に密度が低いまま形成されることがあります。

フッ素による斑。 歯の形成期にフッ素を過剰に取り込んだ場合に、白い斑として現れることがあります。

いずれもホワイトニングを始める前から存在していたものです。

進行の途中では目立ち、落ち着くと差が縮む

もうひとつ知っておきたいのが、時間経過による変化です。

薬剤が働いている間はエナメル質の表面が一時的に変化し、光を乱反射します。この影響は密度の低い部分でより強く出るため、進行の途中では斑点がとくに目立ちます。

表面の状態は数日で落ち着き、その頃には周囲との差も縮んでいることが多くあります。途中の状態を最終結果と受け取らないでください。 判断するのは落ち着いてからです。

②人工物との段差——予測できたもの

詰め物、被せ物、差し歯は薬剤で色が変わりません。分解する対象の着色分子がないためです。

天然歯だけが明るくなるので、進めるほど差が開きます。前歯にあると目立ちやすく、「失敗した」という受け止めになりやすいところです。

ただしこれは、始める前に予測できた差です。人工物の位置と本数を確認し、天然歯を目標まで明るくしてから人工物の色を合わせ直す、という順番を決めておけば想定内に収まります。

すでに差が出ている場合も、対応はできます。合わせ直しには別の費用と、作り直しの期間が必要です。診察で、どこまで合わせるのか、そのための工程と期間を確認してください。事前の確認事項はホワイトニングで後悔するのはなぜ?ズレが生まれる3つの場所と事前の確認にまとめています。

③しみる——起こりうる反応

しみる感覚は、薬剤を使ううえで起こりうる反応です。経路は2つあります。

ひとつは、歯の表面を守っているペリクルという膜が一時的に失われ、冷たいものなどの刺激が届きやすくなること。もうひとつは、薬剤が象牙質の細い管を通って神経側へ刺激を伝えることです。

多くは24時間から48時間程度で落ち着きます。 そして、しみたからといって中断が唯一の選択肢ではありません。装着時間を短くする、間隔をあける、知覚過敏を抑える薬剤を併用するといった調整で続けられることがあります。仕組みと対処はホワイトニングで知覚過敏になるのはなぜ?2つの経路と経路別の対処で解説しています。

ただし、1本だけが強く痛む場合は別に考える必要があります。 その歯にむし歯やヒビがあると、薬剤が入り込む経路になります。

費用に関する注記(自由診療について)

ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。治療内容は薬剤による歯の漂白で、費用は歯科医院や方法によって異なります。主なリスク・副作用として、施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります。無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療のむし歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります。効果の感じ方や必要な回数には個人差があります。

オフィスホワイトニングの詳細はこちら

④思ったより白くない——到達点の話

4つ目は、施術で何かが起きたわけではない種類のものです。

薬剤ができるのは、歯の内部に取り込まれた色素を分解することまでです。象牙質そのものの色を別の色に置き換えることはできません。 象牙質の色みが強い方、エナメル質が薄い方は、分解しきってもある程度の黄みが残ります。回数を重ねても、限界の位置は動きません。

もうひとつ、比較の相手を確かめてください。施術直後の白さの一部は一時的なもので、数日で落ち着きます。落ち着いた後の色がその回の結果であり、比べる相手は開始前の色です。

なお、白さの実感が出るのは開始から2週間程度、目標に近づくまでは2週間から3ヶ月程度が目安です。この期間に満たない段階での判断は早すぎます。

時間が解決するもの、しないもの

4つを、対応の観点で整理し直します。

現象対応
白い斑点・ムラ落ち着くまで待って判断する。残る場合は別の方法を検討
しみる24〜48時間程度で落ち着くことが多い。続く場合は調整を相談
人工物との段差待っても変わらない。合わせ直しの相談が必要
到達点に届かない待っても変わらない。併用や別の方法を検討

相談の目安は次のとおりです。しみる症状が48時間以上続く場合、1本だけ強く痛む場合、歯ぐきの腫れや出血をともなう場合、白い部分が数日たっても戻らない場合。これらは経過を見るより、確認してもらう方が確実です。

逆に、進行の途中で見え方が変わっているだけの状態は、待つことで判断材料が揃います。

費用に関する注記(自由診療について)

ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。治療内容は薬剤による歯の漂白で、費用は歯科医院や方法によって異なります。主なリスク・副作用として、施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります。無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療のむし歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります。効果の感じ方や必要な回数には個人差があります。

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起きたときにやること・やらないこと

対応の原則を3つ挙げます。

自己判断で濃度や装着時間を変えないでください。 濃度と時間はセットで設計されています。斑点が気になるからといって時間を延ばしても、目立ち方が変わるわけではなく、しみる負担が増えるだけです。

記録を残してください。 いつから、どの歯に、どんな見え方が出たのか。写真があると相談のときに伝わります。

落ち着いてから判断してください。 途中の状態で結論を出すと、本来は縮んだはずの差を理由に中断することになります。判断は表面の状態が戻ってからです。

ホワイトニングの失敗に関するよくある質問

白い斑点は消えますか

薬剤の影響で目立っている部分は、表面の状態が落ち着くとともに差が縮むことが多くあります。ただし、もともとの密度の差そのものは残ります。全体が明るくなることで目立ちにくくなる場合もあれば、残る場合もあります。残った場合は、その部分だけ別の方法で対応する選択肢があります。

斑点が出ましたが、続けて大丈夫ですか

多くは進行の途中で見えやすくなっている状態です。ただし判断は処方を受けた歯科医院に確認してください。自己判断で中断するより、状態を伝えたうえで続けるか休むかを決める方が、結果として無駄が出ません。

白すぎて不自然になることはありますか

到達点は歯の構造で決まるため、際限なく白くなるものではありません。ただし目標を決めずに続けると、周囲との調和という観点で行き過ぎることはあります。目標の色を決めて、届いた時点で維持に切り替えるのが確実です。

福岡で相談する場合、何を伝えればいいですか

いつから、どの歯に、どんな変化が出たのかを具体的に伝えてください。写真があると話が早く進みます。オンラインでの診察に対応している歯科医院なら、仕事を抜けずに確認できます。

まとめ|多くは「途中の状態」を見ている

ホワイトニングで失敗と呼ばれる現象は、白い斑点やムラ、人工物との段差、しみること、思ったより白くないことの4つに分かれます。

白い斑点は薬剤が新しく作ったものではなく、もともとあったエナメル質の密度の差が見えやすくなったものです。進行の途中ではとくに目立ちますが、表面の状態が落ち着くと差は縮むことが多くあります。

人工物との段差と到達点の話は、待っても変わりません。ただしどちらも始める前に予測できるもので、対応の選択肢もあります。しみることは起こりうる反応で、多くは24時間から48時間程度で落ち着きます。

途中の状態を最終結果と受け取らないこと。これだけで、余計な中断はかなり防げます。


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※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。
・治療内容:マウスピースを用いたホームホワイトニング(国内で承認された薬剤を使用)
・標準的な費用:初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)。マウスピースをお持ちの方は初月11,000円(税込)
・主なリスク・副作用:使用中や使用後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療のむし歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・詰め物・被せ物・差し歯などの人工物は薬剤では白くなりません。効果の感じ方や必要な期間には個人差があります


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