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ホームホワイトニングとは?仕組み・効果・費用と「白くなる歯/ならない歯」の見分け方

ホワイトニング用の歯磨き粉を何ヶ月も続けたのに、鏡に映る歯の色がほとんど変わらない。そんな経験をした方は少なくありません。市販のケア用品と歯科医院で扱うホワイトニングは、同じ「白くする」という言葉を使っていても、働きかけている対象がまったく違います。

ホームホワイトニングは、歯科医院で処方された薬剤を自宅で使い、歯の内側から色を薄くしていく方法です。ただし、どこまで白くなるかは薬剤の強さで決まるわけではありません。仕組みと費用の目安、そして始める前に確かめておきたい「薬剤が届く黄ばみかどうか」の見分け方を、順に整理していきます。

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※自由診療。2020年1月~2023年7月Basicプランの実績値(戻り防止器具をつける保定期間を除く)。マウスピースを破損、紛失した場合などは別途料金が発生します。上下前歯の部分矯正プランを120回払いで支払う場合の分割支払い金額(初回3,519円総額420,019円)。

目次

ホームホワイトニングとは、自宅で歯の内部を漂白する方法

ホームホワイトニングは、自分の歯型に合わせて作ったマウスピースに薬剤を入れ、決められた時間だけ装着する方法です。歯科医院で診察と処方を受けたうえで、実際の作業は自宅で毎日続けます。

この方法が働きかけているのは、歯の表面ではなく内部です。歯の色の正体は、エナメル質の内側にある象牙質の色と、長年の飲食で歯の内部に取り込まれた色素です。薬剤はエナメル質を通って内部まで浸透し、その色素を分解して目立たなくします。

市販のホワイトニング用品と何が違うのか

落とす対象が違う

市販のホワイトニング歯磨き粉やクリーニング用のグッズが担当しているのは、歯の表面に付いた着色です。コーヒーや紅茶、赤ワインなどの色素は、まず歯の表面のタンパク質の膜に付着します。この段階の汚れであれば、研磨剤や着色除去の成分で落とせます。

一方、ホームホワイトニングが対象にしているのは、すでに歯の内部まで入り込んだ色素と、象牙質そのものの色です。表面を磨いても届かない層に働きかけるため、市販品で変化を感じられなかった方でも結果が変わる可能性があります。

逆にいえば、黄ばみの原因が表面の着色だけだった場合は、歯科医院でのクリーニングで解決することもあります。歯周病の治療の一環として行うクリーニングであれば、保険が適用される場合もあります。

薬剤が違う

歯の内部まで浸透する薬剤は、歯科医師の診察と処方がなければ扱えません。市販のケア用品にこの成分が入っていないのは、効果が弱いからではなく、扱いに管理が要るためです。

薬剤の仕組み——過酸化尿素はゆっくり効く

ホームホワイトニングで使われる主成分は過酸化尿素です。歯科医院で受けるオフィスホワイトニングが過酸化水素を使うのに対し、こちらは口の中でゆっくり分解しながら働きます。

ここで押さえておきたいのが、過酸化尿素が分解して生じる過酸化水素は、およそ3分の1の量にとどまるという点です。つまり10%の過酸化尿素から実際に働くのは、過酸化水素にして3%強にあたる量です。オフィスホワイトニングで使う薬剤とは、数字の見た目以上に大きな差があります。ホームホワイトニングが「効果を実感するまでに時間がかかる」といわれるのは、この濃度差が理由です。

濃度と装着時間はセットで決まっている

薬剤には濃度の違ういくつかの種類があり、濃度が高いものほど1回の装着時間は短く設定されます。過酸化尿素10%であれば1日2時間程度、20%であれば30分から1時間程度が目安です。

これは「濃い薬剤を長く使えば早く白くなる」という話ではありません。歯に触れる薬剤の総量がおおよそ同じになるよう、濃度と時間を組み合わせて設計されています。指示された時間を超えて装着しても、白くなる速さは変わらず、しみる症状が出やすくなるだけです。

どのくらいで、どこまで白くなるのか

実感までは約2週間

色の変化を自分で感じられるようになるのは、開始からおよそ2週間が目安です。そこから目標の明るさに近づくまでは、2週間から3ヶ月程度をみておくとよいでしょう。歯の状態や元の色、生活習慣によって進み方は変わります。

白さの持続は6ヶ月から1年程度

一度明るくなった歯も、時間の経過とともに少しずつ元の方向へ戻ります。ホームホワイトニングの場合、白さが保たれる期間の目安は6ヶ月から1年程度です。オフィスホワイトニングの目安は3ヶ月から1年程度で、下限を比べるとホームホワイトニングの方が長めになります。時間をかけて内部まで浸透させる分、戻り方が穏やかになる傾向があります。

色が戻ってきたら、マウスピースはそのまま使えるため、薬剤だけを追加して短期間続ける形で明るさを取り戻せます。

到達点は歯の側で決まる

ここが誤解されやすいところです。薬剤の濃度を上げても、使う期間を延ばしても、届く範囲そのものは広がりません。

歯の明るさの上限を決めているのは、エナメル質の厚みと、その内側にある象牙質の色です。エナメル質は半透明で、薄いほど内側の象牙質の色が透けて見えます。象牙質の色は加齢や体質によって一人ひとり異なり、薬剤で変えられるのは主に「取り込まれた色素」の部分です。

だからこそ、始める前に自分の黄ばみがどの種類かを確かめる意味があります。

薬剤が届く黄ばみと、届かない黄ばみ

歯が黄色く見える理由はひとつではありません。原因によって、薬剤で変化するかどうかが分かれます。

黄ばみの種類薬剤での変化補足
飲食物による着色(コーヒー・紅茶・赤ワインなど)期待できる表面だけの汚れならクリーニングで済む場合もある
加齢や体質による象牙質の色一定の範囲で期待できる明るくはなるが、上限は歯の構造で決まる
テトラサイクリン歯(抗菌薬の影響による変色)変化が出にくい縞模様の変色は薬剤では消えにくい
失活歯(神経を失って黒ずんだ歯)通常の方法では届かない歯の内側から薬剤を入れる別の方法が検討される
詰め物・被せ物・差し歯・インプラント変化しない人工物の色は薬剤では変えられない

最後の行は、始める前に知っておきたい重要な前提です。前歯に詰め物や被せ物がある場合、周りの歯だけが明るくなって色の差が目立つことがあります。人工物のやり直しを考えている方は、先にホワイトニングを済ませてから、明るくなった歯に合わせて色を決める順番が自然です。

費用の目安

費用は「マウスピースの作製費」と「薬剤の費用」に分かれます。マウスピースの作製が10,000円から30,000円程度、薬剤が1セットあたり5,000円から10,000円程度です。目標の明るさに届くまでには薬剤を複数セット使うことが多いため、総額としては20,000円から50,000円程度をみておくとよいでしょう。

2回目以降はマウスピースをそのまま使えるため、かかるのは薬剤の費用だけです。長く続けるほど1回あたりの負担は下がっていきます。

費用に関する注記(自由診療について)

ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。治療内容は薬剤による歯の漂白で、費用は歯科医院や方法によって異なります。主なリスク・副作用として、施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります。無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療のむし歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります。効果の感じ方や必要な回数には個人差があります。上記の金額はすべて一般的な相場であり、特定の医院の料金ではありません。

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始めるまでの流れ

最初に行うのは、口の中の状態を確認する診察です。むし歯や歯周病があると、薬剤がしみたり症状が悪化したりするため、先に治療を済ませます。表面の着色が厚く付いている場合は、クリーニングをしてから始めた方が薬剤の働きが安定します。

次に、マウスピースを作るための歯型を採ります。完成までの目安は1週間から2週間程度です。マウスピースの精度は結果を左右する部分で、歯ぐきに当たる縁の形や薬剤を保持する厚みが合っていないと、色ムラや歯ぐきの刺激につながります。

近年は、診察をオンラインで行い、薬剤を自宅に届ける形をとる歯科医院も増えました。すでに自分の歯型に合ったマウスピースを持っている場合は、来院せずに始められることもあります。持っていない場合でも、来院が歯型を採る1回で済むケースがあります。

知っておきたい注意点

装着時間を守ること。 前述のとおり、長く着けたからといって早く明るくなるわけではありません。指示された時間を超えると、しみる症状が出やすくなります。

装着後2〜3時間は飲食物に気をつけること。 薬剤を外した直後の歯は、表面を守っている膜が一時的に薄くなっています。この時間帯にコーヒーやカレー、赤ワインなど色の濃いものを口にすると、かえって着色しやすくなります。酸性の強い飲み物も同じ理由で控えた方が無難です。

しみることがあるのを想定しておくこと。 冷たいものが一時的にしみる症状は、ホワイトニング中に起こりうる反応です。多くは24時間から48時間程度で落ち着きますが、続くようであれば装着時間を短くしたり、間隔をあけたりといった調整を歯科医師に相談してください。知覚過敏を抑える薬剤を併用する方法もあります。

向いている人・受けられない場合

自分のペースで進めたい方、急激ではない自然な明るさを目指したい方、通院の回数をできるだけ抑えたい方には、ホームホワイトニングが合いやすい方法です。時間はかかるものの、後戻りが穏やかな点も特徴といえます。

一方で、無カタラーゼ症の方は受けられません。妊娠中・授乳中の方は、安全性が確かめられていないため推奨されない場合があります。未治療のむし歯や重度の歯周病がある場合、エナメル質の形成不全がある場合、症状の強い知覚過敏がある場合も、そのままでは始められないことがあります。歯や歯の神経が成熟する途中の年代では、適応が慎重に判断されます。

こうした条件は自分では判断しにくいため、始める前に一度歯科医師の診察を受けるのが確実です。福岡博多矯正歯科では、オンライン診療で歯の状態を確認したうえで、自宅で使うホワイトニングキットをお届けしています。

費用に関する注記(自由診療について)

ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。治療内容はマウスピースを用いたホームホワイトニング(国内で承認された薬剤を使用)で、費用は初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)です。マウスピースをお持ちの方は初月11,000円(税込)です。主なリスク・副作用として、使用中や使用後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります。無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療のむし歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります。詰め物・被せ物・差し歯などの人工物は薬剤では白くなりません。効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。

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ホームホワイトニングに関するよくある質問

どのくらいの頻度で続ければいいですか?

開始からしばらくは毎日続けるのが基本です。目標の明るさに届いたあとは、色の戻り具合を見ながら数ヶ月おきに短期間だけ再開する形が一般的です。使用の間隔は歯の状態によって変わるため、診察のときに相談しておくと迷いません。

途中でやめたらすぐ元に戻りますか?

急に元通りになるわけではなく、時間をかけて少しずつ戻っていきます。戻る速さは飲食の習慣や喫煙の有無で変わります。マウスピースを保管しておけば、薬剤を追加するだけで再開できます。

市販のマウスピースにジェルを入れて使ってもいいですか?

避けた方がよい使い方です。歯型に合っていないマウスピースは薬剤が均一に行き渡らず、色ムラの原因になります。また縁の形が合わないと薬剤が歯ぐきに漏れ、白濁や刺激感が起こりやすくなります。矯正用のマウスピースも、ホワイトニング用とは設計が異なるため転用には向きません。

福岡でホームホワイトニングを始めるにはどうすればいいですか?

まずは歯科医師の診察で、むし歯や歯周病の有無と、自分の黄ばみが薬剤で変化する種類かを確認するところからです。オンラインで診察を受けられる歯科医院であれば、通院の負担を抑えながら始められます。

まとめ|「白くなるか」は始める前に確かめられる

ホームホワイトニングは、市販のケア用品では届かない歯の内部に働きかける方法です。実感までは約2週間、目標の明るさまでは2週間から3ヶ月程度、白さが保たれるのは6ヶ月から1年程度が目安になります。

ただし、どこまで明るくなるかを決めているのは薬剤ではなく、エナメル質の厚みと象牙質の色です。飲食による着色や加齢による変色であれば変化が期待できますが、テトラサイクリン歯や失活歯は変わりにくく、詰め物や被せ物などの人工物は色が変わりません。

つまり「自分の歯が白くなるかどうか」は、お金と時間を使う前に、診察で確かめられる部分が大きいということです。気になる歯があるなら、その原因を知るところから始めてみてください。


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※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。
・治療内容:マウスピースを用いたホームホワイトニング(国内で承認された薬剤を使用)
・標準的な費用:初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)。マウスピースをお持ちの方は初月11,000円(税込)
・主なリスク・副作用:使用中や使用後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療のむし歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・詰め物・被せ物・差し歯などの人工物は薬剤では白くなりません。効果の感じ方や必要な期間には個人差があります


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