「部分矯正は値段が安いって聞いたし、これなら自分でもできるかも…」 このように考えて調べ始めた方も多いのではないでしょうか。
費用を抑えながら前歯だけを整えられるなら魅力的に感じますよね。
ただし、部分矯正の値段相場は30万〜70万円と幅があり、装置の種類や追加費用によっては「思ったより高い…」となるケースもあります。
「本当に安くできるの?」「全体矯正との違いは?」と不安になる方も少なくありません。
この記事では、部分矯正の値段相場や装置別の費用、全体矯正との違い、メリット・デメリット、さらにクリニック選びの注意点まで詳しく解説します。
「部分矯正で後悔しない選び方」を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
部分矯正とは?全体矯正との違いと適応範囲

部分矯正とは、上下の前歯など目立つ部分だけを対象に歯並びを整える矯正方法です。
全体矯正に比べて治療範囲が限定されるため、費用や期間を抑えつつ、見た目を早く改善できるのが大きな特徴といえます。
ここでは、部分矯正の特徴や、全体矯正との違いについてみていきましょう。
部分矯正で治せる歯並びの条件
部分矯正の適用範囲は、一般的に上下前歯6本ずつ(計12本程度)です。
見た目に直結する前歯部分の軽度〜中度の乱れであれば、全体矯正をしなくても部分的に整えられるケースがあります。
例えば、以下の症例は部分矯正で対応できる可能性が高いです。
- 前歯1〜2本の軽いねじれ
- 前歯のすき間(すきっ歯)
- 軽度の八重歯
- 前歯の軽い重なり
ただし、奥歯の噛み合わせに大きな問題がある場合や、顎の骨格に関わる不正は部分矯正だけでは対応できません。より根本的な治療が必要になるため、専門医による診断が重要です。
部分矯正では対応できない症例
部分矯正で治せる歯並びについてご紹介しましたが、部分矯正で対応できないケースを詳しくみていきましょう。
特に「噛み合わせ」や「骨格」に関わる問題は、部分矯正だけで解決することは難しいです。
部分矯正で対応が難しい代表的なケースは以下になります。
- 上下の噛み合わせが大きくずれている(出っ歯・受け口など)
- 重度の叢生(歯が大きく重なり合っている状態)
- 抜歯が必要なほどスペースが足りないケース
- 顎の骨格に原因がある場合
このような症例では、全体矯正や外科手術といったより大きな治療が必要になることがあります。
「部分矯正で本当に対応できるのか?」は、自己判断せずに必ず専門医の診断を受けましょう。
全体矯正との治療範囲・期間・費用の違い
部分矯正は「前歯だけを整える」のに対し、全体矯正は「上下すべての歯並びと噛み合わせを改善する」点で大きく異なります。
この違いが値段に差が出る要因です。
| 項目 | 部分矯正 | 全体矯正 |
| 治療範囲 | 上下前歯6本ずつ(計12本程度) | 上下すべての歯(28本程度) |
| 治療期間 | 3ヶ月〜1年 | 1年〜3年 |
| 費用相場 | 30万円〜70万円 | 60万円〜150万円 |
| 噛み合わせ改善 | 限定的 | 根本的に改善可能 |
全体矯正は奥歯を含めた咬み合わせまで整えるため、時間も費用も大きくかかります。一方で部分矯正は、見た目の改善を早く・安く実現できる点が魅力です。
【装置別】部分矯正の値段相場

部分矯正の費用は、使用する装置の種類や治療範囲によって幅があります。一般的な値段相場は30万〜70万円で、全体矯正より安く始められるのが大きな特徴です。
ただし、同じ部分矯正でも「どの装置を選ぶか」によって費用や期間は大きく変わります。次の項目で、それぞれの装置ごとの料金目安や特徴を詳しく見ていきましょう。
装置別の値段(マウスピース・ワイヤー・裏側矯正など)
部分矯正で使われる装置には、マウスピース矯正・ワイヤー矯正(表側/裏側)・ハーフリンガル矯正などがあります。
それぞれ費用や治療期間、メリット・デメリットが異なるため、自分の症例やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
マウスピース矯正は「目立たない矯正」を希望する人に人気ですが、症例によっては適応できない場合もあります。
ワイヤー矯正は適応範囲が広く確実な効果を得やすい反面、見た目や違和感のデメリットも。
ハーフリンガル矯正は見えにくさと効果の両立が期待できますが、費用や装着時の違和感など注意点もあります。
見落としがちな追加費用
部分矯正は「安くできる」と思って始めても、矯正費用以外に思わぬ出費が発生することがあります。
契約時に見落としやすいポイントなので、事前に確認しておくことが大切です。
代表的な追加費用には次のようなものがあります。
- 初診料・精密検査料
- 調整料(通院ごとにかかる場合あり)
- 保定装置(リテーナー)代
- 治療計画変更や予定外の処置費用
後から「思ったより高い」とならないためには、契約前に総額と追加費用の有無をしっかり確認することが重要です。
部分矯正のメリット【値段・期間・見た目改善】

部分矯正の魅力は、費用や期間の負担が少ないのに見た目の改善を早く実感できることです。
「なるべくお金をかけずに整えたい」「長期間の矯正はちょっと不安」「まずは見た目を改善したい」そんなニーズに応えてくれるのが部分矯正ならではのメリットといえます。
ここからは、それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。
費用を全体矯正の半分以下に抑えられる
部分矯正の大きな魅力は、全体矯正と比べて費用を抑えられることです。
全体矯正では80万〜120万円ほどかかるのが一般的ですが、部分矯正なら30万〜70万円が相場。症例や装置の種類によって変動はあるものの、費用はおよそ半分以下に抑えられるケースが多いです。
「矯正に興味はあるけど、費用がネックで踏み出せなかった」という方にとって、部分矯正は現実的に検討しやすい選択肢といえるでしょう。
治療期間が3ヶ月〜1年で完了
部分矯正は、短期間で治療が終わるのも大きなメリット。
全体矯正が2〜3年かかるのに対し、部分矯正はおよそ3ヶ月〜1年で完了するケースが多いと言われます。
「結婚式や就職活動までに見た目を整えたい」「できるだけ早く歯並びをきれいにしたい」そんな短期的な目的に合わせて検討できるのも、部分矯正が選ばれている理由のひとつです。
見た目改善を早く実感できる
部分矯正は、見た目の変化を早い段階で実感できるのも特徴です。
対象となるのは前歯など人から見えやすい部分が中心なので、治療の初期から「笑顔が変わった」と感じやすいでしょう。
「人前に立つ仕事をしている」「近いうちに写真を撮るイベントがある」このような人にとって、短期間で自信につながるのは大きなメリットといえます。
部分矯正のデメリットと注意点

部分矯正には費用や期間のメリットがありますが、デメリットや注意点も理解しておく必要があります。
具体的には「噛み合わせを整えることはできない」「後戻りのリスクがある」「最終的に全体矯正に移行して費用がかさむ可能性がある」といった点です。
ここからは、それぞれのデメリットについて詳しく解説していきます。
噛み合わせ改善はできない
部分矯正は、見た目を整えることを目的とした治療です。そのため、噛み合わせの改善までは対応できません。
例えば「出っ歯で噛み合わせがずれている」「奥歯の咬合に問題がある」といったケースでは、部分矯正だけでは十分な改善が難しく、全体矯正での治療が必要になる場合があります。
「見た目だけを直したいのか」それとも「噛み合わせも含めて治したいのか」目的をはっきりさせて治療法を選ぶことが大切です。
後戻りのリスクと保定の必要性
部分矯正は、治療後に後戻りしやすいというリスクがあります。
特に前歯だけを動かす治療は、歯の位置が安定しにくく、リテーナー(保定装置)を適切に使わないと元の歯並びに戻ってしまうこともあるのです。
そのため治療が終わったあとも、一定期間はリテーナーを装着して歯並びを固定する必要があります。「矯正は終わったからもう大丈夫」と思って保定を怠ると、再治療になり費用も余計にかかる可能性があるので注意しましょう。
全体矯正へ移行し費用が膨らむ可能性
部分矯正で治療を始めても、症例によっては途中で全体矯正に切り替えが必要になる場合があります。
「前歯だけ整えれば大丈夫」と思っていたのに、実際に治療を進めてみると奥歯とのバランスが崩れ、最終的には全体的な調整が必要になるケースも少なくありません。
この場合、部分矯正にかけた費用に加えて、全体矯正の費用もかかるため、結果的に当初の予算を大きく超えてしまう可能性があります。
「部分矯正で本当に対応できるのか」を診断段階でしっかり確認することが重要です。
部分矯正の値段で失敗しないクリニック選びのポイント

部分矯正の値段はクリニックによって差が大きく、同じような治療でも数十万円単位で違うことがあります。
「安いからここでいいか」と安易に決めてしまうと、後から追加費用が発生したり、思ったような仕上がりにならなかったりするリスクも。
ここからは、クリニック選びで特に注目すべき3つのポイントを紹介します。
総額を明確に提示してくれる
部分矯正を検討する際は、見積もりの段階で総額が明確になっているかを必ず確認しましょう。
最初は安く見えても、通院ごとの調整料やリテーナー代、検査料などが別途かかり、最終的に想定より高くなるケースは少なくありません。
安心して治療を進めるためには、追加費用の有無を契約前にきちんと確認することが大切です。
たとえばOh my teethなら、治療に必要な費用をすべて含んだトータルフィー制度を採用しているため、途中で思わぬ出費が発生する心配がありません。
無料相談や無料診断が受けやすい
矯正治療はどのクリニックを選ぶかで費用や治療方針が大きく変わるため、複数のクリニックを比較することが欠かせません。
その際に重要なのが、契約前に気軽に相談できるかどうかです。
無料相談や無料診断があるクリニックなら、治療方法や費用の見積もりを並べて検討でき、自分に合った選択がしやすくなります。
特に初めて矯正を検討する方にとっては、疑問点を解消しながら比較できる安心感は大きなメリットです。
Oh my teeth導入クリニックでも最短30分の無料診断を実施しており、オンラインから気軽に予約可能。複数の選択肢を比較する中のひとつとして多くの方に選ばれています。
症例実績と分割払いオプションがあるか
矯正は一人ひとり症例が異なるため、実際の症例実績が豊富かどうかはクリニック選びの重要な判断材料です。症例写真や治療後のレビューが公開されているクリニックなら、治療イメージを具体的に持ちやすくなります。
さらに、費用面では分割払いに柔軟に対応しているかも確認しましょう。初期費用が高額だとスタートをためらってしまいますが、分割プランがあれば月々の負担を抑えて無理なく通えます。
Oh my teethなら、症例データの蓄積に加え、月々3,500円(税込)※から始められる分割払いも可能。安心と続けやすさの両面から、治療を検討しやすい環境が整っています。
※上下前歯の部分矯正プランを120回払い(初回3,519円)で支払う場合の分割支払い金額(総額420,019円)
部分矯正の値段に関するよくある質問(FAQ)

最後に、部分矯正の値段についてよくある質問と、その回答をご紹介します。
部分矯正で保険は使える?医療費控除の対象?
部分矯正は基本的に保険の対象外です。審美目的とみなされることが多いため、自己負担での支払いが必要になります。
ただし、1年間に支払った医療費が合計で10万円を超えた場合は、医療費控除の対象となる可能性があります。確定申告で還付を受けられるケースもあるため、領収書や明細は必ず保管しておきましょう。
学生でも安くできる?費用を抑える方法は?
学生の方にとって、数十万円かかる歯列矯正は大きな負担に感じるかもしれません。
ただし、治療範囲を前歯だけに絞る部分矯正は、全体矯正に比べて半分以下の費用で始められるため、学生でも選びやすい方法のひとつです。
さらに費用を抑える工夫としては、
- 学割やモニター割引を実施しているクリニックを探す
- 分割払いに対応しているところを選ぶ
- トータルフィー制度(追加費用なしの定額制)の有無を確認する
といったポイントがあります。
社会人でも続けられる?通院や追加費用は?
忙しい社会人にとっては、通院の手間や追加費用がどのくらいかかるのかが大きな不安ポイントになります。
従来のワイヤー矯正では、月に1回程度の調整通院が必要で、そのたびに調整料が追加で発生することも少なくありません。これが積み重なると、想定以上の出費になってしまいます。
一方、マウスピース矯正は基本的に通院回数が少なく、オンラインチェックで進められるブランドもあります。
Oh my teethの場合、矯正中の通院は原則不要で治療を進められるため、時間的コストと交通費の両方を削減できるのが特徴です。
なぜクリニックによって値段が違うの?
同じ「部分矯正」でも、クリニックごとに値段が大きく違うのは自然なことです。なぜなら、部分矯正は自由診療にあたり、費用の設定は各クリニックが独自に行えるからです。
値段だけで比較するのではなく、自分の症例に合った治療法や追加費用の有無を含めて判断することが大切です。
まとめ:部分矯正の値段相場は30万〜70万円。追加費用まで確認して賢く選ぼう
部分矯正の値段相場は30万〜70万円ほどで、装置の種類や治療範囲によって差があります。費用を抑えやすい一方で、噛み合わせの改善までは難しかったり、後戻りのリスクがあったりするため、事前の理解が欠かせません。
クリニックを選ぶときは、料金体系の透明性や契約前に相談しやすいかどうか、さらに症例実績や分割払いに対応しているかといった点を確認すると安心です。
Oh my teeth導入クリニックならトータルフィー制度で追加費用がかからず、月々3,500円から始められるプラン※も用意されています。部分矯正を検討している方は、まず無料診断で自分の症例や費用を確かめてみましょう。
※上下前歯の部分矯正プランを120回払い(初回3,519円)で支払う場合の分割支払い金額(総額420,019円)
