【実際の費用と治療期間】出っ歯のマウスピース矯正│失敗しないクリニック選びも解説

「出っ歯を治したいけれど、ワイヤー矯正は目立つのが気になる…」そんな方に選ばれているのが、透明で目立ちにくいマウスピース矯正です。

軽度〜中度の出っ歯であればマウスピース矯正で改善できるケースも多く、費用や治療期間も比較的抑えられる傾向にあります。

ただし、症例によっては適応外となる場合や、装着時間・口腔ケアを守らないと効果が得られないことも。

そこで本記事では、マウスピース矯正で出っ歯を治せるかの診断基準から、費用・期間、メリット・デメリット、さらにはクリニック選びのポイントまで徹底解説します。

※保険適用外の自由診療です
※マウスピース矯正(Oh my teeth含む)の主なリスク: 虫歯・歯周病・ブラックトライアングル・歯根吸収・歯肉退縮・1日20時間以上のマウスピース装着が必須・マウスピースにより痛みを感じる可能性・治療中に一時的にかみ合わせに不具合をきたす可能性・矯正後はリテーナーの着用を推奨
※記載の情報は記事掲載当時のものです。最新の詳細については、各ブランド・サービス提供元の公式サイトをご確認ください。

出っ歯をマウスピース矯正で治せるかの診断基準

出っ歯といっても、その程度は人によって異なります。

軽度であればマウスピース矯正だけで改善できる場合もありますが、中度以上になると部分的な改善にとどまるケースや、ワイヤー矯正・外科治療が必要になることも。

ここでは、出っ歯の状態ごとにマウスピース矯正でどこまで対応できるのかを解説していきます。

軽度の出っ歯はマウスピースで改善可能

軽度の出っ歯は、マウスピース矯正で十分に改善できるケースにあたります。

前歯の傾きや歯列の乱れが小さい場合は、歯を移動させる距離が短く、治療計画を立てやすいのが特徴です。

移動量が少ないため治療期間も短縮しやすく、抜歯をせずに対応できる例も少なくありません。

さらに、部分矯正の範囲で治療を進められることもあり、費用を抑えながら整えられるのも利点といえます。

このように、軽度の出っ歯であればマウスピース矯正によって自然な見た目と噛み合わせを取り戻すことが可能です。

中度の出っ歯は部分的な改善にとどまる場合もある

中度の出っ歯では、マウスピース矯正によって一部の改善は可能ですが、完全に整えられないこともあります。

例えば、前歯の前突がある程度強い場合や、奥歯の噛み合わせにズレが見られる場合には、歯を動かす距離が長くなるためマウスピース単独では難しいことが多いです。

そのようなケースでは、必要に応じてワイヤー矯正を併用することも検討されます。

重度の出っ歯はワイヤー矯正や外科治療が必要になることも

重度の出っ歯は、マウスピース矯正だけで治すのに限界がある症例にあたります。

前歯が大きく前方に突出している場合や、骨格そのものに原因がある場合には、歯の移動量が非常に多く、マウスピースでは十分な力を発揮できません。

このようなケースでは、ワイヤー矯正でより細かなコントロールを行ったり、上下の顎のバランスを整えるために外科的処置が必要になることもあります。

マウスピース矯正で抜歯が必要になるかの判断基準

マウスピース矯正で出っ歯を治す際に、抜歯が必要かどうかは症例によって異なります。

歯並びを整えるためのスペースが十分にあれば、非抜歯で対応できることも少なくありません。

しかし、前歯の突出度が大きい場合や、歯列全体に強い重なり（叢生）がある場合には、歯を並べるスペースを確保するために抜歯を検討することがあります。

マウスピース矯正で出っ歯を治すメリット

マウスピース矯正には、透明で目立ちにくい、取り外しも可能といったメリットが多くあり、選ぶ方が増えています。

ここでは、マウスピース矯正ならではの具体的なメリットを詳しく見ていきましょう。

メリット（1）目立たず周囲に気づかれにくい

マウスピース矯正は、出っ歯を治療していることが周囲に気づかれにくいのが特徴です。

装置が透明な素材で作られているため、装着中でも自然な口元を保ちやすく、日常生活で人に見られても違和感を与えません。

とくに人前に立つ機会が多い方や、接客・営業のように見た目の印象を大切にする仕事をしている方にとっても取り入れやすい治療法といえます。

このように、治療中であることを隠しながら出っ歯を改善できる点は、マウスピース矯正ならではの大きなメリットです。

メリット（2）取り外し可能で食事制限なし

マウスピース矯正は、食事の制限を受けずに治療を続けられる点が大きな魅力です。

装置は自分で取り外せるため、食事のときに外して普段通りに食べられます。

固いものや粘りのあるものを避ける必要がなく、食後には歯磨きをしてから再装着すれば衛生面も保ちやすい仕組みです。

このように、日常の食生活を変えることなく出っ歯を改善できるのは、マウスピース矯正ならではの強みといえます。

メリット（3）痛みや違和感が少ない

マウスピース矯正は、痛みや違和感が比較的少ない矯正法です。

薄くなめらかな素材で作られており、口の中での異物感が少なく済みます。

また、歯を少しずつ段階的に動かす仕組みのため、強い力が一度にかかりにくく、痛みが抑えられるのも特徴です。

これにより、日常生活や仕事、学業への影響を抑えながら矯正を進めることができます。

メリット（4）通院回数が月1回程度と少ない

通院の負担が少ないのも、マウスピース矯正の大きなメリットです。

基本的には1か月に1回程度の通院で済み、その際に歯の動きを確認したり、新しいマウスピースに交換したりします。

装置の調整に長時間かかることもなく、来院頻度が少ないため、忙しい社会人や学生でも続けやすい治療法です。

このように、無理のないペースで通院できる点は、出っ歯を治療したい方にとって大きな安心感になるでしょう。

マウスピース矯正のデメリット

マウスピース矯正には多くの利点がありますが、気をつけなければならないデメリットもあります。

ここでは、治療を始める前に理解しておきたい主なデメリットを解説します。

デメリット（1）重度の出っ歯には効果が限られることがある

マウスピース矯正は便利な治療法ですが、重度の出っ歯には十分な効果を発揮できないことがあります。

理由は前歯の突出が大きい場合や、顎の骨格そのものに原因がある場合には、歯を大きく動かす必要があり、マウスピースだけではコントロールが難しいためです。

このようなケースでは、ワイヤー矯正を併用したり、外科的な処置の検討が必要となります。

デメリット（2）1日20時間以上の装着が必要

マウスピース矯正は、決められた装着時間を守らなければいけません。

歯を計画通りに動かすためには、マウスピースを1日20時間以上の装着することが必要です。

食事や歯磨きの際には取り外せますが、そのまま放置して装着時間が不足すると歯の移動が遅れたり、治療計画がずれてしまう原因になります。

結果的に治療期間が長引いたり、追加費用が発生するリスクも否定できないので、装着時間の徹底は不可欠です。

デメリット（3）発音に影響が出る場合がある

マウスピース矯正は、装着直後に発音が不明瞭になることがあります。

装置が歯の表面を覆うため、舌の動きが制限されやすく、とくに「サ行」や「タ行」などの発音で違和感を覚える人は少なくありません。

ほとんどの場合は数日から1〜2週間程度で慣れ、次第にスムーズに発音できるようになります。

ただし、営業職や接客業など人前で話す機会が多い方にとっては会話のしづらさにつながってしまうかもしれません。

デメリット（4）衛生管理を徹底しないと治療が遅れる可能性がある

マウスピース矯正では、日々の口腔ケアの徹底が非常に重要です。

装置は歯に密着しているため、歯磨きを怠ると虫歯や歯周病の原因になりやすく、場合によっては治療を中断せざるを得ないケースもあります。

また、食後に磨かずに装着するとマウスピース自体が汚れて着色し、見た目の悪化につながることも。

このように、マウスピース矯正を成功させるためには、毎日の歯磨きやマウスピースの清掃を欠かさず行い、衛生管理を徹底することが不可欠です。

出っ歯のマウスピース矯正費用と治療期間

出っ歯のマウスピース矯正にかかる費用や治療期間は、症例の程度や治療方法によって大きく変わります。

ここからは、出っ歯をマウスピース矯正で治療する際のおおよその費用相場と期間の目安について解説します。

マウスピース部分矯正の費用相場と適用範囲

軽度〜中度の出っ歯で前歯のみを整える場合は、マウスピース矯正による部分治療が選択肢となります。

このケースの費用相場はおよそ30〜45万円で、治療期間は数か月から1年以内に収まるのが一般的です。

出っ歯が前歯に限られている方にとって、部分矯正は費用や期間の負担を抑えながら効率的に整えられる方法といえるでしょう。

Oh my teethのBasicプランでは、前歯12本に特化した矯正を33万円（税込）で行っており、平均3か月という短期間での改善を目指せます。

＼Oh my teethなら税込33万円〜／

マウスピース全体矯正にかかる費用と治療期間

出っ歯を全体的に治す場合、マウスピース矯正の費用は60〜100万円程度が相場です。

治療期間は6か月〜3年ほどと幅があり、これは症例の程度や歯の移動量によって左右されます。

軽度であれば半年〜1年ほどで完了することもありますが、歯列全体に大きな乱れがある場合は、数年かけてじっくり進めるケースも少なくありません。

このように、全体矯正は費用や期間の負担はあるものの、出っ歯を根本から改善するために有効な治療方法です。

なお、Oh my teethのProプランでは全体矯正に対応しており、費用は66万円（税込）、平均6か月での改善を目指せます。

軽度・中度・重度別の治療期間の目安

出っ歯のマウスピース矯正は、症例の程度によって必要な期間が大きく変わります。以下は、部分矯正と全体矯正それぞれの目安です。

症状の程度	マウスピース部分矯正	マウスピース全体矯正
軽度	2〜4ヶ月	6〜9ヶ月
中度	4〜6ヶ月	9ヶ月〜1年半
重度	適応外	1年半〜3年

軽度であれば数か月で改善が見込めますが、中度以上では1年以上かかることも珍しくありません。

重度の場合は長期的な治療計画が必要となるため、精密検査で自分の症例がどの段階にあたるのかを確認しておくことが重要です。

想定外の追加費用が発生するケースと事前にできる対策

マウスピース矯正は基本的に総額がある程度明確な治療ですが、条件によっては追加費用が発生することもあります。

例えば、マウスピースを紛失・破損した場合の再作製費用や、虫歯・歯周病治療が必要になった場合の治療費は別途かかります。

また、治療計画通りに歯が動かず、追加でマウスピースを作る「リファインメント」が必要になることもあり、その際に費用が発生するクリニックも。

ゆえに、契約前に「追加費用の有無」や「補償制度の内容」を確認しておき、不安を減らしたうえで治療に臨みましょう。

マウスピース矯正で出っ歯を治すクリニック選びのポイント

出っ歯の矯正は費用も期間もかかる大きな決断だからこそ、信頼できるクリニックを選ぶことが重要です。

ここでは、マウスピース矯正で出っ歯を治す際にチェックしておきたいクリニック選びのポイントを5つ紹介します。

選び方（1）出っ歯矯正の実績数と症例写真をチェックする

出っ歯の矯正を行う際には、そのクリニックがどの程度の症例を扱ってきたか、そして症例写真を公開しているかを確認することが重要です。

一人ひとり歯並びの状態は異なるため、同じ出っ歯でも治療方法や結果が変わります。

ゆえに症例数が多く、かつビフォーアフターの写真を提示しているクリニックであれば、自分の症例に近い改善例を参考にでき、治療後のイメージを具体的に描きやすくなるでしょう。

選び方（2）精密検査を踏まえて最適な治療法を提案してくれるか

クリニックを選ぶ際は、精密検査の結果をもとに、自分に合った治療法を丁寧に説明してくれるかを確認しましょう。

出っ歯の状態によってはマウスピース矯正だけでは対応が難しく、ワイヤー矯正や抜歯を伴う治療が必要になることもあります。

それにもかかわらず、例えば費用が安いからといって部分矯正を強引に勧められた場合、かえって歯並びや噛み合わせが悪化するリスクも。

ゆえに、精密検査の内容を踏まえ、「なぜこの治療法が適しているのか」「なぜ他の方法では難しいのか」をきちんと説明してくれるクリニックであれば、安心して治療を任せることができるでしょう。

選び方（3）治療計画とシミュレーションをわかりやすく提示してくれるか

安心して出っ歯矯正を始めるためには、治療計画の説明が丁寧であることが欠かせません。

マウスピース矯正では、3Dシミュレーションを用いて歯がどのように動いていくか、最終的にどんな歯並びになるかを事前に確認できるケースが多くあります。

これにより、治療期間の目安や仕上がりのイメージを具体的に把握でき、納得してスタートすることが可能です。

計画を曖昧にせず、シミュレーションを用いて視覚的に示してくれるクリニックを選ぶことで、治療中の不安を減らし、理想的な結果へとつなげやすくなるでしょう。

選び方（4）アフターケア・保証制度の充実度を確認する

矯正治療はマウスピースを外したら終わりではなく、その後の管理が仕上がりを左右します。

矯正後は歯が元の位置に戻ろうとするため、リテーナーの装着や定期的なチェックが欠かせません。

アフターケアが不十分だと後戻りのリスクが高まり、再治療につながることもあります。

また、治療計画通りに進まなかった場合に追加費用が発生しないか、保証制度でどこまでカバーされるのかも確認が必要です。

こうしたアフターケアや保証制度が整ったクリニックを選ぶことで、治療を終えた後も安心できるでしょう。

選び方（5）クリニックの立地と診療時間を確認する

マウスピース矯正は数か月から数年にわたって通う治療だからこそ、立地や診療時間の通いやすさも大切です。

自宅や職場からアクセスしやすい場所にあるクリニックであれば、忙しい日常の中でも無理なく通えます。

また、平日夜や土日診療に対応していれば、仕事や学校終わりにも通いやすいのでおすすめです。

無理なく通える環境が整ったクリニックを選ぶことで、治療を最後まで続けやすく、満足のいく結果を得やすくなるでしょう。

無料診断で確認すべきチェック項目

マウスピース矯正で出っ歯を治す前には、無料診断を活用して細かな点を確認しておくことが大切です。診断時に以下の項目をチェックしておくと、治療後に「こんなはずではなかった」と後悔するリスクを減らせます。

これらを事前に確認しておけば、費用や期間、治療の進め方について納得したうえで矯正を始めることができます。

まとめ

この記事では、マウスピース矯正で出っ歯を治す際に押さえておきたいポイントを解説しました。

「自分の出っ歯はマウスピースで治るのか」「総額はいくらになるのか」を知る最短ルートは、精密な適応診断を受けることです。

Oh my teethでは3Dシミュレーションを用いた無料カウンセリングを提供しています。矯正した出っ歯の状態をリアルに確認でき、治療後のイメージがしやすいのが魅力です。

まずはお気軽に無料カウンセリングにお越しください。

＼Oh my teethで出っ歯を治す／